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1967年にシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンの5カ国で設立された東南アジア諸国連合(ASEAN)は1999年にカンボジアが加わり、10ヶ国加盟体制が実現した。さらにASEAN+3(日、中、韓)や+6(印、豪、ニュージーランド)、ASEAN 地域フォーラム(ARF)などASEAN が中心となる動きも進み安全保障や国際関係で重要な位置を占めるようになっている。
一方で域内の結束力には、ぜい弱な面もある。ASEANの内部事情があるほか政情不安のタイ、領有権問題での中国と鋭く対立しているベトナム、フイリピンといった国々にそれぞれ複雑な背景・事情がある。東南アジアからアジア全域に目を広げると日韓の対立激化、北朝鮮の動向など政治的社会的な「変数」が多いのがこの地域の実情だ。
キリスト教を宗教の基盤にした欧州の人々は、パンを食べ、牛肉を食べ、フォークとナイフを使用する。習慣、文化が共有されている。しかし、アジアとくに東アジアの人々は、互いに見た目には、体つき、顔つきは同じですが、仏教、儒教、キリスト教、イスラム教、土着宗教という多様な宗教を信仰し、国の意思決定の仕方(政治制度)や風習も異なる。
この視点に立ち、まずなによりも「異文化・相互理解」から出発しなければならない。領有権問題に象徴されるように、アジアは「ナショナリズムの発情期」といわれている。国家間の争いとその危険性が、米国をはじめ大国の積極的関与を呼び起こしかねない。その一方でアジアは、潜在力・発展性が期待されている。
良いにしろ悪いにしろアジアは、マグマが活発な動きを示す活火山です。アジア・ウオッチ・ネットワークは、その動きを注視していきたい。
新着情報注目記事&情報 北朝鮮の対日交渉のキーパーソン、宋日昊大使の手記
宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使
日本語版は平壌で翻訳され
宋日昊大使自身が監修した
宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使は2006年2月、現職に就き対日交渉の最先頭にいます。
可愛いお孫さんもいる好々爺ですが交渉となると手強い一面をみせます。日本語が堪能だけでなく日本の政治・文化にも精通しているだけに交渉の場では一筋縄でいかない相手でしょう。
宋日昊・大使は2015年8月15日、日本からの解放70周年の日にある手記の執筆を終えています。
朝鮮民主主義人民共和国建国の父、金日成主席と
日本との関係をまとめたもので、翌2016年10月に上梓されました。「…本書が、朝日関係に関心を抱いている人たち、8月15日を忘れることのできない人たち、それに朝鮮と日本の後世の人たちが両国の関係史についての正しい理解を得るうえに多少なりとも参考となれば幸いである」 ("まえがき"より)。
アジア・ウオッチ・ネットワークは宋日昊・大使の許可を得て「金日成主席と日本」(日本語版PDF)を掲載します。
目 次 「金日成主席と日本」(第1〜15章)
「金日成主席と日本」(第16〜68章) 「金日成主席と日本」(第69〜147章)
※著作権は宋日昊・大使にあり無断転用厳禁します。
お知らせ半島Focus
国際政治力学の歴史をみれば、為政者は困難な内政問題の噴出を避けるために
近隣諸国との対決を敢えて選んできた例は数多くあります。いまこそ冷静沈着で、
歴史の教訓をふんだ分析が求められているのではないでしょうか。
多くの日本のメディアが発する北朝鮮情報は、憶測に基づくものや他のメディアが
無責任に流した情報の転載であり、検証不在の情報が氾濫しています。
ジャーナリズムの根幹をなすものは現場を踏んだジャーナリストの一次情報で
あるべきだと思います。
アジア・ウオッチ・ネットワークは他のアジア諸国と同じような確かな
取材アンテナを北朝鮮にも 構築しようと努力しております。
これまで日本のメディアが伝えられなかった北朝鮮の「いま」をその都度紹介し、
朝鮮半島に深く取材網を構築していきます。
過去記事を再掲載中
半島Focus 2013 半島Focus 2014 半島Focus 2015
お知らせd.p.r.k.travel.note
ジャーナリストである以上、現場取材こそが生命線であり放棄できません。
現在世界で最もホットなニュースの発生源の一つである北朝鮮に入り、
自分の目で定点観測したり、新しい視点で物事を見たりしていくことは
意味があるものです。日本の北朝鮮報道は、一方的に糾弾するか、揶揄するだけの
偏向的な内容に陥り、北朝鮮の実像が見え難くなっています。冷静な目で実情を
見ようとせずに、いい加減な現状分析に満足しているようなメディアの姿勢は
危険です。
日朝関係は過去の清算や拉致問題が絡にあっているだけに、憶測や偏向に基づいた
報道は罪が大きいと思います。
アジア・ウオッチ・ネットワークは他のアジア諸国と同じような確かな
取材アンテナを北朝鮮にも構築しようと努力してきました。
これまで日本のメディアが伝えられなかった北朝鮮の「いま」をその都度紹介します。
Trave lNote#1〜10 Trave lNote#11〜20 Trave lNote#21〜32
お知らせvideo Blog d.p.r.K
日本は、北朝鮮というベールに包まれたような「未知の国」に隣接し、好き嫌いに
かかわらず、付き合っていかなければなりません。「一衣帯水」の国を固定観念や
偏向イメージだけでみるのは進む道を誤ることにもなります。
ジャーナリズムの根幹をなすものは現場を踏んだジャーナリストの一次情報で
あるべきだとの思いから北朝鮮の実像を、もちろん一面でありますが、ビデオで
お伝えします。
お知らせ亜細亜・飛耳長目
米国、中国と日本、そしてかつてアジアの国々の宗主国だったヨーロッパ諸国の
思惑がからんだアジア。そこに複雑な構図が広がっています。アジア全体の中から
東南アジアを抜き出して考えても同じです。言語、民族、宗教が違う国々が集まって
います。この地は、数々の戦争、紛争、国境移動を繰り返してきました。
その歴史から生まれた不信・猜疑の刻印は、それぞれの国が持っています。
そして同時に一つの国の中に、奥深い文化、伝統が連綿と続いています。
「アセアン(東南アジア諸国連合/ASEAN)は一つ」ではありません。
「アセアンは一つ一つ」と言われているのも、そうした歴史に由来しています。
しかし、各国間の壁を乗り越え「アセアン」として団結していこう、という大きな
エネルギーも見られます。そうしたアジアをペンで解剖していきたいと思います。
改訂中
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